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アプリを開く説明
ショールは、トルマリングループの中で最も一般的な種であり、鉄に富む黒色の電気石です。その特徴的な柱状結晶と条線、そして焦電性・圧電性を持つことで知られています。多くの場合、不透明で光沢があり、しばしば大きな結晶として産出します。地質学的には、ホウ素の存在を示す指標鉱物としても重要です。
識別方法
- 色
- 不透明な黒色。非常に稀に濃い青黒色や濃い緑黒色を呈することもあります。
- 光沢
- ガラス光沢から亜金属光沢。
- 組織
- 結晶面は滑らかで、しばしば縦方向の条線(柱面上の平行な溝)が見られます。破断面は不規則で貝殻状。
- 結晶形
- 三方晶系に属し、特徴的な柱状結晶を形成します。断面は丸みを帯びた三角形(三方対称性)を示すことが多いです。結晶の端はしばしば非対称な錐面で終わります。
- 劈開
- 不明瞭な劈開(へきかい)を持ち、通常は認められません。破断は貝殻状または不規則です。
- 地質環境
- 花崗岩質ペグマタイト、熱水鉱床、変成岩(片麻岩、片岩)。
重要な事実
- 硬度: モース硬度 7-7.5
- 比重: 3.06-3.26
- 結晶系: 三方晶系
- 色: 不透明な黒色
- 光沢: ガラス光沢から亜金属光沢
- 透明度: 不透明
- 断口: 貝殻状から不規則
- 劈開: 不明瞭(通常認められない)
- 組成: 複雑なホウケイ酸塩鉱物(鉄に富む)
クイックチェック
- 色: 不透明な黒色
- 光沢: ガラス光沢から亜金属光沢
- 条痕: 白色
物理的特徴
- 晶癖: 柱状、針状、放射状、塊状。特徴的な縦方向の条線を持つ。
- 劈開の種類: 不明瞭な劈開(へきかい) {1120} および {1011} に沿って認められることがあるが、通常は観察されない。
- 断口の種類: 貝殻状から不規則な断口。
- 靭性: 脆い
- 光沢の種類: ガラス光沢から亜金属光沢
生成
ショールは、主に花崗岩質ペグマタイト、熱水鉱床、変成岩(特に片麻岩や片岩)中で形成されます。マグマの冷却過程で、ホウ素、アルミニウム、鉄、ケイ素などの元素が濃縮された流体から結晶化します。特に、ペグマタイトでは、マグマの最終的な結晶化段階で揮発性成分(水、フッ素、ホウ素など)が濃縮され、大きな結晶を形成しやすい環境が作られます。
用途
宝飾品(特にカボションやビーズ)、工業用(圧力センサー、電気部品、ただしショールは透明度が低いため限定的)、ヒーリングストーン、コレクターズアイテム。
年代分布
地質学的時代を通じて形成されるが、特にペグマタイトの形成に関連する。
見つかる場所
ブラジル
ミナスジェライス州を中心に、世界有数のトルマリン産地であり、ショールも豊富に産出します。
パキスタン
北部地域で高品質なトルマリンが産出し、ショールも含まれます。
アフガニスタン
ヌーリスタン州などで、ペグマタイトからショールが産出します。
アメリカ合衆国
カリフォルニア州、メイン州などでペグマタイトから産出します。
マダガスカル
多くの種類のトルマリンが産出し、ショールも一般的です。
発見のコツ
ペグマタイトの探索
ショールは花崗岩質ペグマタイトに多く産出するため、このような岩石が露出している地域を探すのが効果的です。特に、石英、長石、雲母などの鉱物と共生していることが多いです。
熱水鉱床の確認
熱水鉱床やその周辺の変質帯でも見つかることがあります。鉱脈や晶洞の内部を注意深く観察してください。
変成岩の調査
片麻岩や片岩などの変成岩中にも、しばしばショールの結晶が散在しています。岩石の表面や割れ目を丹念に調べることが重要です。
条線と断面の確認
柱状結晶の側面に見られる縦方向の条線と、断面が丸みを帯びた三角形であることは、ショールを識別する重要な特徴です。他の黒色鉱物との区別に役立ちます。
硬度の確認
モース硬度7-7.5と比較的硬いため、一般的なナイフやガラスでは傷つきません。この特性も識別の助けになります。
類似の岩石
角閃石
Hornblende
別名: 普通角閃石
輝石
Augite
別名: 普通輝石
黒雲母
Biotite
別名: バイオタイト
学術分類
- 鉱物クラス
- ケイ酸塩鉱物(サイクロケイ酸塩)
- グループ
- トルマリングループ
- 結晶系
- 三方晶系
- 化学式
- Na(Fe2+3)Al6(Si6O18)(BO3)3(OH)3(OH)
- 組成
- ナトリウム、鉄、アルミニウム、ケイ素、ホウ素、酸素、水素からなる複雑なホウケイ酸塩鉱物。鉄が主要な発色原因。