Rockby LogoRockby

トルマリン

鉱物

Tourmaline

別名: 電気石

写真を撮りましたか?Rockbyアプリで瞬時に岩石を識別

アプリを開く

説明

トルマリンは、複雑なホウケイ酸塩鉱物のグループであり、その多様な化学組成により、非常に幅広い色を示すことで知られています。結晶は通常、柱状で、特徴的な縦方向の条線(条線)を持ち、断面は三角形または六角形を呈します。熱や圧力によって電気を帯びる性質(焦電気性、圧電気性)を持ち、「電気石」とも呼ばれます。その化学組成は非常に複雑で、Na(Mg,Fe,Li,Mn,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH,F)4の一般式で表され、Mg、Fe、Li、Alなどの元素が置換することで、様々な種類のトルマリンが形成されます。

識別方法

色
非常に多様。無色、黒色(ショール)、ピンク、赤(ルベライト)、緑(ベルデライト)、青(インディコライト)、黄色、茶色など。多色性を示すものも多い。
光沢
ガラス光沢から樹脂光沢。
組織
通常、結晶は柱状で、表面に縦方向の条線が発達している。
結晶形
三方晶系。通常、長柱状の結晶で、断面は丸みを帯びた三角形または六角形を呈する。両端が異なる結晶面を持つ異極晶であることも多い。
劈開
不明瞭な劈開(へきかい)または劈開なし。断口は貝殻状または不規則。
地質環境
花崗岩質ペグマタイト、熱水鉱床、変成岩(片岩、片麻岩)、まれに堆積岩。

重要な事実

  • 硬度: 7-7.5 (モース硬度)
  • 比重: 2.82-3.32 (種類によって異なる)
  • 結晶系: 三方晶系
  • 色: 非常に多様(無色、黒、ピンク、赤、緑、青、黄、茶など)
  • 光沢: ガラス光沢から樹脂光沢
  • 透明度: 透明から不透明
  • 断口: 貝殻状から不規則
  • 劈開: 不明瞭またはなし
  • 組成: 複雑なホウケイ酸塩鉱物。一般式: Na(Mg,Fe,Li,Mn,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH,F)4

クイックチェック

  • 色: 非常に多様(黒、ピンク、緑、青、黄、茶、無色など)
  • 光沢: ガラス光沢から樹脂光沢
  • 条痕: 白色

物理的特徴

  • 晶癖: 長柱状、短柱状、針状、放射状、塊状。特徴的な縦方向の条線を持つ。
  • 劈開の種類: 不明瞭な劈開または劈開なし。劈開は{1120}面に沿って観察されることがあるが、非常にまれ。
  • 断口の種類: 貝殻状から不規則な断口。
  • 靭性: 脆い
  • 光沢の種類: ガラス光沢から樹脂光沢

生成

トルマリンは、主に花崗岩質ペグマタイト、熱水鉱床、変成岩(特に片岩や片麻岩)中で形成されます。マグマの最終的な結晶化段階で、ホウ素、リチウム、フッ素などの揮発性成分が濃集した流体から結晶化することが多いです。また、堆積岩中では続成作用によって形成されることもあります。

用途

宝石(特にエルバイト、ドラバイト、ショール)、圧電素子(かつてはラジオや圧力計に利用されたが、現在は合成水晶が主流)、工業用研磨材、地質学的指標(特にホウ素の存在を示す)。

年代分布

地質学的時代を通じて形成されるが、特にペグマタイトの形成に関連する。

見つかる場所

ブラジル

ミナスジェライス州は、特に高品質の宝石級トルマリン(パライバトルマリンを含む)の主要産地として知られています。

アフリカ諸国

ナイジェリア、モザンビーク、マダガスカル、ナミビアなど、多くの国で様々な色のトルマリンが産出されます。

アメリカ合衆国

カリフォルニア州とメイン州は、歴史的に重要な宝石級トルマリンの産地です。

アフガニスタン、パキスタン

ヒマラヤ山脈周辺地域は、美しいピンクや緑のトルマリンを産出します。

日本

岐阜県苗木地方、滋賀県田上山などで、主に黒色のショールが産出されます。

発見のコツ

ペグマタイトの探索

トルマリンは、花崗岩質ペグマタイトの晶洞や脈中にしばしば見られます。ペグマタイトは、粗粒な鉱物からなる火成岩で、石英、長石、雲母を主成分とします。

変成岩の確認

片岩や片麻岩などの変成岩中にも、特に黒色のショールが見られることがあります。これらの岩石は、地域的な変成作用を受けた場所で探すと良いでしょう。

河川堆積物の調査

風化・浸食された岩石から分離したトルマリンの結晶は、砂礫として河川の堆積物中に濃集することがあります。特に、上流にトルマリンを含む岩石がある場所で探すと良いでしょう。

特徴的な結晶形と条線

トルマリンの柱状結晶と、側面に発達する縦方向の条線は、他の鉱物と区別する重要な特徴です。断面が三角形または六角形であることも確認ポイントです。

類似の岩石

角閃石

Amphibole Group

別名: アンフィボール

緑簾石

Epidote

別名: エピドート

ベリル

Beryl

別名: 緑柱石

学術分類

鉱物クラス
ケイ酸塩鉱物
グループ
トルマリン族
結晶系
三方晶系
化学式
Na(Mg,Fe,Li,Mn,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH,F)4 (一般式)
組成
ホウ素、ケイ素、酸素、アルミニウム、および様々な金属元素(ナトリウム、マグネシウム、鉄、リチウム、マンガンなど)を含む複雑なホウケイ酸塩。

トルマリンについてもっと知る

どこでも岩石を識別

iOS、Android、Webで無料。写真識別、完全データベース、個人のコレクション。

アプリで開く